ルーブル美術館展 フランス宮廷の美

予てから行きたかったルーブル美術館展☆
ようこそ、セレブの世界へ。。。
誘われて来ました♥

ルイ15世の寵愛を受けたポンパドゥール夫人や
ルイ16世の王妃マリー・アントワネット
美への執着は、贅を尽くしたものでした。

すべて特注した装身具や調度品には、ため息が出ます。

18世紀のフランス宮廷で既に
中国の青磁や日本の蒔絵が存在していました。

しかもそれらをそのまま調度品として
完成された物とはせず
華美な装飾を施しているのです。

例えば。。。
青磁の壷の回りを金細工で動物や鳥、草模様等を曲線で
時には荒々しく、時には柔らかなフォルムで飾られ
壷の脚に至るまで創りあげているのです。

日本の蒔絵に至っては、家具として漆器の良さを壊さず
至る所を金でデフォルメされ
大理石の板を上に乗せ当時のロココ新古典主義などの芸術様式で
日本の蒔絵が新しい物に生まれ変わっていました(圧巻)

ポンパドゥール夫人とマリー・アントワネット
美へのこだわりを垣間見れました☆


そして、嗅ぎ煙草入れ(小物入れサイズ)の数々
金4色(白、黄、緑、薔薇色)で作られ
(あら〜!金ってこんなに色々出せるのね〜!)
ダイヤが散りばめられている物
肖像画入りの物等・・・
当時の宮廷人の趣味が色濃く現されていました。


金銀細工の食器達
テリーヌ入れやお肉料理入れ(全て蓋付きね!)
かなり重そうで給仕されてた人の苦労が伺われます(苦笑)


蝋燭台も金銀細工で華麗です☆
この蝋燭の灯りの元、交わされた会話は?
・・・なんて考えたり
少し薄暗い灯りだと綺麗に見えるかしら?
・・・なんても(笑)



日本初公開のマリー・アントワネット
書き物机(シリンダー・デスク)はとても重厚且つ繊細!
ここで、彼女が何を思い何を書いたのかと・・・
思いを馳せながら見入りました。
そして、旅行用携行品入れ!
これがまた凄いの〜☆
食器から調理用品、化粧道具・・・
全てが枠型にちゃんと収まるようにデザインされていて
道中・・・壊れたりしないよう配慮されている特注品!


狩猟服を着た王妃マリー・アントワネット肖像画
(狩猟服と言ってもドレスです!これの何処が狩猟服?こんなんじゃ狩れない!狩れない!笑)
この肖像画は、サロンに出展した時に不評だったとか(笑)
あまりに似ていたからかしら?(苦笑)



選りすぐりの絵画・工芸品140点!
18世紀のフランス宮廷の美を堪能して参りました。



神戸市立博物館で7月6日(日)まで。

必見の価値有りですので、お時間の有る方は
足を運んでみては如何でしょうかぁ・・・。